2013年12月07日

Bessel関数を使う メモ

Bessel関数を使う メモ

ヘビ型ロボットが使う軌道にSerpenoid Curveというものがある.
これは自然界にいるヘビがにょろにょろしている時の形を数学的に表現したものだ.
このSerpenoid Curveをグラフ化するときに使うのがBessel関数である.
(世間一般でどのように使われているのかは知らない)

MATLABなどの数的処理を行うソフトにおいてはBessel関数を実装している場合が多いのでいいとして,
C言語などで使う場合の話をする.

Bessel関数をCで使う方法を調べてみると,どうやらVisual Studio のmath.hの中にBessel関数が用意されているらしい.
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/0sb8whwb(v=vs.90).aspx

そこでMSDNのサンプルとMATLABでの実行結果を比較してみた.

BesselVC.png
まずサンプルをコピペして出力したもの.

BesselMATLAB.png

次にMATLABでの出力結果

結果が同じになったのでC言語上で生成した値を使っての実験結果とMATLAB上でのシミュレーション結果を比較するような事も可能だろう.

↓MATLABの.mファイルとVisualStudio2010のプロジェクト
Bessel.zip

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2011年08月05日

GUIを作るメモ


GUIを作るメモ

やりたいことはPCからコマンドを送ってマイコンで読み取り,サーボを制御するというもの.

概念図はこう

PCマイコンサーボ.png

ここでは説明を簡単にするためマイコンはパソコンからのコマンドを適切に読み取れるものとする.


この前提のもと,サーボを制御するために必要なことは

1.任意のCOMポートを開くことができる.
2.バーで角度を設定することができる.
3.マイコンにコマンドを送信することができる.

とりあえずこんなところか.


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2011年06月11日

2011年 研究室内ロボコン


6月10日 研究室内ロボコンが行われた.

テーマは「田植え」(以下,田植えロボコン).

四角いスペースに稲を植えていくところからヒントを得て,ロボットに一定間隔で点を打たせるというもの.

なお,この田植えロボコンの対象は本年度研究室に配属された学部3年生である.
以下レポート by 440
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2011年4月18日,新3年生が研究室へと配属された.

この時田植えロボコンの詳細が告げられたのである.
ルールはA1用紙の枠内により多く,正確に点を打つロボットを作ることである.

開催日は6月10日の飲み会.つまり余興である.

今年配属された3年生は9人.
1チーム3人の計3チームに別れてロボット製作を行う(なお,ここで授業以外にロボット製作経験を持つもの3人が分かれるように編成した).

各々アイディアを出し合い,色々な思惑を抱きながらロボット製作に臨んだようである.

なお,配属された3年生は6月までこの田植えロボコンだけをやっていたわけではない.
授業に加えてゴールデンウィーク明けには研究室での論文輪講(この時は国内の講演会論文)が週2回3時間行われ,3年生はだいたい1週間に1回ペースでスライドを作り,発表を行っていた.

大変だったんじゃないかと思うよ.(←他人事)

そして迎えた6月10日.

いよいよ本番である.

トップバッター
研究室内ロボコン エントリーナンバー1.jpg

ロボットの構成自体は授業で扱ったものの焼きまわしであるが,回路周りがオリジナルである.
このチームは新3年生で最も総合的にロボットを作れる学生(T)が1人いたのでその1人が一台,
残りの2人が一台の計2台で競技を行うということであったが,Tは持ち前の詰めの甘さで間に合わなかったようで一台のみの出場となった.

回路の学習という意味では一番進んだチームであるが,制御まで手が回らなかったようである.

2番手
研究室内ロボコン エントリーナンバー2.jpg

参加3チームの中で最も機構にこだわっているのではないかと思われるチーム.
一度に81個点を打つことに加えて,アッカーマンリンクを採用していて直進性はよい.
しかし,十分な旋回ができていなかった.

挑戦的な機構を採用したためなかなか大変だったようである.
まあそれはそれでいい経験になったのではないかと思う.

取り

研究室内ロボコン エントリーナンバー3.jpg

円形農法という他チームとは全く違う手法を採用したチーム.
フィールドの中心にアームが置かれ,回転しながら点を打つ.
また,点を打つタイミングを制御し点の位置が四角くなるように打つようにしている.

制御に拘ったチームであるが,メカの制作が遅れた関係で時間が足りなかったようである.
しかし,ただの点打ちでないあたり評価できる.

さて,酒の席で行われたのこの田植えロボコンであるが優勝は

エントリーナンバー2

研究室内ロボコン エントリーナンバー2.jpg

評価としては,圧倒的に点の数が多い(一度に81個だから).
また,点の間隔が一定(一度に81個だから).
なにより先生の評価が高い(一度に81個だから?).

さて,無事終了した田植えロボコンであるが.

新3年生は多くのことを学べたと思うので運営側としても十分な成果を上げられたのではないかと思う.
ちなみに優勝チームは最後の方プログラムができる人一人にまる投げというシチュエーションに苦労していたようである.

最後に,この田植えロボコンで最も印象に残ったやりとりを紹介したいと思う.

エントリーナンバー2のチーム(一度に81個)の競技中.

うまくステアリングが切れず,さらに狙いより進まなかったため点が重複してしまった時.

外野「点が重なってるじゃないですかー」

『本当の田植えだったら重なっても抜けるじゃないですか』

先生納得.

そしてこのチームが優勝したのである.






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2011年05月12日

"介護福祉施設現場のニーズ"講演


以下twitterでつぶやいた内容ママ.

CATTOM(先端ものづくり・まちづくり協議会)が設定した"介護福祉施設現場のニーズ"講演に潜入した.日頃介助に従事している方の生の声を聞こうということで少しお話して頂いた後フリーディスカッションとなった.

介護福祉施設現場のニーズというのを聞いてみるとやはりロボットが入るのは難しそう.導入コストと使いやすさというのがネックになっている.加えてそもそもそういう福祉ロボットが開発されているということが末端の現場で認知さていないのではないかという印象を受けた.

ディスカッションの中でロボットメディアの小林さん(http://www.robocasa.com/)が 神奈川で行われた取り組みを紹介してくれた.http://tinyurl.com/3wta6sq 補助金があればロボットの導入を考えるというアンケート結果を紹介.

補助金があればロボットの導入を考えるというのはもっともらしい意見だと思うけれど,ロボットによる車いすなどへの移乗アシストなどは実際使ってもらうと自分たちでやった方が早いという結論になると思われる.このパターン→http://tinyurl.com/3euvlle

ではどうするか?


ラベル:robotics 介護 CATTOM
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2010年12月04日

SH7125でシリアル通信


SH7125でシリアル通信をすることになったのでプログラムを書いたのだがどうもうまくいかなかった.

SCI割り込みを使って行う方法がやりたかったのだが, なかなかできなかったのだ.
実はそれ以前にはできていて, そのプログラムは他人に頼んで作ってもらったやつだった.
つまり, 仕様書を見ながら自分で書いたところうまくいかなかったと.

ネットで色々調べたところ, 以下が原因の模様.

resetprg.cの以下の記述を修正する.
#define SR_Init 0x000000F0

↓修正

#define SR_Init 0x00000000

こうしたらSCI割り込みできるようになった.

posted by CODE-440 at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | robotics | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月06日

Armadillo-440でandroidができた

ずいぶん前からゆっくりやっていた
「Armadillo-440でandroid」がやっとできた

CIMG1978.JPG

やった感じでは起動が遅く感じる
まあCPUパワー的に仕方が無いんだろうけど


ただ, これまでの過程で組込みlinuxの片鱗を味わったぜ



いや〜それにしても長かった〜

まったく知識のないところから頑張った
我ながら運気が上がってきているに違いない

ちなみに来週からはプログラミング開発に入るよ
ラベル:Armadillo-440 android
posted by CODE-440 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | robotics | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月31日

ホンダ ASIMO 10周年


ホンダのASIMOが今日2010年10月31日で10周年を迎えるらしい

http://www.honda.co.jp/ASIMO/10th/?from=rss

さて, ASIMOといえば私に少なからず影響を与えている.
それは別にASIMOのおかげでロボット屋さんを目指したというわけではない

確かあれは中学3年の夏(2005年の夏かな)である
当時の自分は漠然とロボットを作りたいと思っていた
中学3年といえば部活の引退, そして進学するなら志望校を決めなくてはならない

さて進路をどうしようか?

工業高校へ行きロボット作りに関わるか
普通高校へ行き大学まで待つか

結局恩師の助言もあり普通高校へ進むことになった

この時思っていたのは「ASIMOはまだ歩くのが限界だからロボット業界に飛び込むのは後でも大丈夫だろう」といった感じだ.

その頃の自分は一応「物事は誰よりも先にやらなくては意味が無い」という考えを持っていたようだ.

実は2005年の年末に「走るASIMO」が発表されたようだが当時その発表は知らなかった.
(我が家にネット環境はなく新聞もあんまり読んでなかった)

そして地元の普通高校に入学してからASIMOが走っているの知って驚愕したわけである.

とはいえ, 高校ではロボットの勉強よりかは自分の考えというか思想を固めようと思っていた.
そのためそういった現状を目の当たりにしても, ロボット作りに手を出すこともなくその分色んな本を読んでいた(いわゆる読書家からしたら大した量ではないが).

今思うとそれは不思議なことで「早くロボットに関わらなくては!」という気持ちを「自分の考えを完璧にしなくては!」に変えていたわけだ

なにはともあれ高校でやらなかった分今こうしてロボットに打ち込んでいるのだと思う

その時 ASIMO という存在がある種原動力になっていたわけだ.

さて, こんな過去を振り返るきっかけになったニュースがASIMO 10周年なわけだが,
一応自分はロボット屋の卵になった(学生だしまだ卵以下かもしれないが)

するとこういう出来事のたびに, 「自分はASIMOのようなロボットが作れるのだろうか?」と自問したりする

大学にきて, ロボットについて学べば学ぶほどその奥の深さ, 世界の広さが見えてきた

入学したてのころと今では見えるものが違う
そしてまだ上が永遠と続いている

同じようにロボットに関わる人も多くいて
同世代で自分よりいいものを作り結果を出している人もいる

そういうのをみると嫉妬したり無能な自分に悲しくなるが
ロボット屋を目指すと決めた以上は後戻りはしない

ただただ「己の決めた道を突き進むのみ」

いま考えると高校3年間ででた結論はその「道」というものなのかもしれない



まあ, とりあえず思いのまま書いたがこの文章の結論をどうするのか考えていなかった

やや強引だが「ASIMO 10周年おめ!」が結論である

posted by CODE-440 at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | robotics | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月24日

いつの間に


最近は研究に使うため近藤のシリアルサーボのプログラミングをしているのだが,
なかなか受信がうまくいかなかった

1週間くらいやっててだめなものだからもう諦めようとしていた

しかし, すぐにあきらめるのも癪なので
「いや, でも最後に検索していい情報がなかったらあきらめよう」
そう思って検索した
すると近藤さんがICSの詳しい解説をしてくれているではないか

とりあえず, この通りにやってみようと思う

ついでに, 研究のロボットのシミュレーションをODEでやってみようと思う
BIG BOSS曰く, 「3日でできなきゃだめだよ」

・・・まあ頑張ろう

ラベル:robotics ICS KONDO
posted by CODE-440 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | robotics | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月20日

一見様お断り


今日はRTコンポーネントを使ってみようと思ったが挫折した

夏休みが終わり, BIG BOSSから「最初のゼミでロボットに関することなどでなんか面白いプレゼンしろ」との指令が

そこで自分はRTミドルウェアでも紹介しようと思った
とはいえ, 今から勉強してそれらを自作っていうのは無理だろうということで他の人が作ったものを使うのならいけるなんて思ったわけだ

今回は某大学のWiiリモコンを使えるコンポーネントを使ってみようと思い色々やってみたが
今の自分の知識ではできそうにないのであきらめた

あきらめた一番の理由はRTミドルウェアとか色々バージョンアップされていて, 環境を再現するのがめんどくさそうだったから

前回インストールしたRTMのバージョンは最新のOpenRTM-aist-1.0.0なのだが
今回のコンポーネントはそれ以外のバージョンを想定していて今から入れ直すのも面倒

そのほか環境構築が面倒そうだったのであきらめたというわけだ


こういうのは分かる人だったらすぐできるのだろうなとは思うが,
自分のようなその分野で素人同然の人間にはハードルが高いと思った

世の中素人の方が多いんだけどね
追記
posted by CODE-440 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | robotics | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月17日

fuRoのロボット


今日はfuRoの二足を見てきた

一応ニュースにもなっているようだ

ちなみに写真は以下

DSC00060.JPG

初号機ということでこれから実験して進化させるようだ

研究員の方の話だとやっぱり作ってみないとわからないことは多いらしい

ラベル:robotics
posted by CODE-440 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | robotics | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする